『水木しげる漫画大全集』を読む日々をはじめます

 来年一年間をかけて、『水木しげる漫画大全集』を読みます。そしてその日々を、記そうと思います。
 岸波龍さん(ツイッター@kishinami8)が「来年、全集読破日記を書きます。全集読む人この指とまれ」という感じの呼びかけをされていて、その指にとまりました。
 予定では、2021年1月1日から12月31日にかけて全集を全巻読み、日記をつけ、2022年5月頃までに日記本としてまとめます。リアルタイムで(週に一度ぐらい)ウェブ上にも日記を載せようと思っています。

 また日記本かい、と思われるかもしれませんが、また日記本です。これまでの日記本と違うところは、「全集を読む」という大黒柱があるということです。
 いままでノン・テーマの日記を書き、またこれからも書き続けようとしている中で、それと同時進行でテーマを設けた日記も書くというのは、かえって難しいことのように思えます。どうしようかといまも考えています。どうしようかと考えることが、また楽しい。

 全集、いいですよね。何がいいと思わせるんでしょうね。同じ装丁でその人やそのテーマの著作が一堂に会するという「揃う」美しさでしょうか。それとも「月報」の存在でしょうか。オリジナルの良さとは別のところで、全集独自の魅力があると思います。CDでいうと「リマスターボックス、ボーナスディスク付き」という感じだと思いますが、オリジナルを持っていたとしても揃えたくなる、魅力というか、魔力というか、全集には私を惹きつけてやまないものがあります。

 さて肝心の『水木しげる漫画大全集』、一年ほど前からぼちぼちと買っているのですが、手元にあるのはまだ半分ぐらいです。何しろ数がすごい! 量が膨大というのも、全集ならではの魅力ですよね。