1月30日|『水木しげる漫画大全集』を読む日々 vol.017

 徹夜をして以来、体内時計がズレてしまった。

 もともと、朝から午前中はボーッとしていて、昼を過ぎてからエンジンがかかり、夕方から夜にかけて活発な一日を送っていたのが、朝から活動ができるようになった反面、夜はまったく電池切れの状態になってしまう。そんな日々が続いている。

 朝から元気ならむしろいいじゃないか、と言われれば、まったくその通り。ただ、僕は書き仕事を夜にやっていたので、その夜に使い物にならないのは支障が出る。実際は「使い物にならない」というよりもっとひどい状態で、抱えているあらゆる持病が一気に顔をのぞかせる、そんなしんどさに近い。

 パソコンの画面を見るのが一番きつい。スマートフォンなんていうのは、手に取る気にもならない。そんな中で一昨日から昨日にかけて書き継いだ日記があったが、これがひどいシロモノで、破棄してしまった。長時間画面見るのが厳しいので、この日記は草稿をノートに手書きして、それを打ち込んでいる。

 意外に本は読んでいる。座っていられないほどの体調が、布団に仰向けになると不思議と落ち着く。となると、本を読むしかない。

 実を言うと、この間に『水木しげる漫画大全集』の第3巻も読んだ。もっとも、これは布団ではなく、まだ動ける時間帯に机で読んだ。

 体内時計がズレたなら、それに行動を合わせればいいのではないか、というご意見があれば、まさにその通りで、僕もそうしたいと思っている。むろん、サラリーを得ている以上、僕の一存では決められないこともある。何より一人で生活しているわけではないので、勝手にはできない(無職で一人なら、そもそもこんな問題は発生しない)。

 いずれはぶち当たるはずだったこの時間配分、あるいは時間確保の問題に、そろそろ本腰を入れるいい機会だと思って、せっかく体内時計がズレたいま、取り組もうと思っている。