4月22日|『水木しげる漫画大全集』を読む日々 vol.045

 理由ははっきりしないけれど、本がよく読める時期がある。最近は決して体調が抜群にいいというわけではなくて、けっこうひどい目にもあっているのだけれど、振り返ってみると今月はわりに、というか「かなり堅実な」ペースで本を読んでいる。もちろんこれがずっと続くわけではないだろう。体調と同じで、いいときもあれば、悪いときもある。

 今月になって一つわかったのが、平日の昼間の読書というのははかどるということだ。それはもちろん平日の昼間に本を読むだけの時間的な余裕がないといけない。

 つまり先月はけっこう忙し(いフリをしなければいけな)かったのが、今月の初旬はけっこうヒマ(なフリができるよう)になって、平日の昼間から本を読む時間が取れたということだ。いつ何があるかわからないという緊張感があるので書くことには向かないから、その時間は丸々読むことに当てた。残念ながらそのヒマ(なフリができる)時間は過ぎ去ってしまい、逆にまた忙し(いフリをしなければならな)くなってしまったのだけれど。なんだかジェットコースターみたいだ。


 その甲斐あって、『水木しげる漫画大全集』もぐんぐん読み進んでいて、今月はすでに10冊を読み終えた。時間があったことに加え、鬼太郎シリーズに突入してついついページが進んでしまうということもあるだろう。こうやって〈まとめ読み〉できるのは全集ならではで、〈正義の味方〉の数巻前で平気で人間を殺していたりするから、鬼太郎に歴史ありだ。

 このくらい旺盛に本を読めていたら積ん読も溜まらないのだけれど……と思ったが、「ウソつけ」とツッコミが入りそうなので、口には出さないでおこうと思う。